hikaru_fujita blog
2005-02-19
認識と操作
混沌とした環境に人類固有の整理分類を行うには言語が密接にからんでいる。世界の範疇化に語彙の多様性があるように範疇を操作する文法にも多様性がある。「ワケル」という分類行動は「ワカル」ことによって固有の様式を生み出し、価値観、意味づけ、イメージ、知識、経験がむすびついていく。言語にはこうして文化が埋め込まれる。言葉とそれを操作する規則を共有するだけでなく、範疇にむすびついた文化の共有があってはじめて相手の行動や反応を予測しうる。
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